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誰も知らない

オリコン、「好きな俳優ベスト20ランキング」の男優部門に、
神木隆之介と柳楽優弥が入っていたのが印象的だった。
http://news.oricon.co.jp/rank/060118_01.html
子役(柳楽優弥はもう子役ではないか?)がフツーにランクインする時代なんですな。

で、ベストタイミングというかTUTAYAで借りてきた「誰も知らない」DVDの返却が明日に迫っているので今日観てみた。
カンヌ映画祭で最優秀男優賞を取ったという柳楽優弥に興味があったからだが、確かに演技はとても上手かったが最優秀賞を取るほど、だったのかなあ。
ま、それはいいとして私はこの映画のカメラワークと細かい心理描写が気に入った。手や足先だけの動きだけで状況を説明するようなシーンが多く、そのせいか台詞も全編通してかなり少ない。
「生きているのは大人だけですか?」と、いうコピーもいい。

ところでこれを観るまでは「親に見捨てられた子供達だけで暮らしていく話」ぐらいしか内容を知らなかったが、これは実際にあった「事件」を題材に作られているそうだ。

「巣鴨子供置き去り事件」
というのがそれで、事件の詳細はhttp://www8.ocn.ne.jp/~moonston/family.htmで知ることができるが、実際はなかなか悲惨だったようだ。
映画は淡々とした日常が描かれているだけで、妹の死因も事故死ということになっていたが、実際は虐待死だったらしい。
映画には「殺人」要素は入れたくなかったようだ。
確かに、この淡々とした流れで突然「虐待」「殺人」が出てくるのは衝撃的過ぎるしねえ。

段々と荒んでいく彼らの生活風景を観ながら、ふと「はだしのゲン」「火垂るの墓」を思い出した。
まあ、あれよりはマシか。
いや、ある意味あれより悲惨かも。

映画は妹の死を経て、またいつもの暮らしに戻って終了、となっているが、実話の背景を知ってしまうとなんとも暗澹たる気持ちになる。

毒消しには同じ柳楽優弥が出ている「星になった少年」でも借りて観るかな。
なんのかんの言って柳楽優弥にハマりつつある私だった。


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