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「blast2:MIX」そっか、そう来たか

7/29。
サックスのレッスン仲間と一緒に「blast2:MIX」を観に行った。

初年から観に行っているが段々チケットが入手しにくくなり、今年のはプロモーターの先行予約席にもかかわらず2階席。
一般発売ではS席はほとんどなかったと言うし、すごい人気ぶりだ。
東京では1ヶ月近くも公演すると言う。

初演時は東京公演のみだと思っていたので東京遠征も考えていた。が、前評判が高かったのか大阪公演も急遽決まった。
しかしそれに気付いたのが遅かったので出遅れ、その時は3階席だった。
やっすい席には現役ブラバン所属らしき学生ばかりが集い、彼らは思いきり身を乗り出すもんだから観えにくいし、思いきりはしゃぐもんだから気が散るし。
くっそー、マナーの悪いガキ共。来年はS席1階席でバッチリ観たる!大人の底力を見せたるわい、と思い、翌年からは1階席を取って機嫌良く観ていたのだが今年はそんなわけで2階席に。
2階席とは言え2列目ど真ん中だったので、まあまあの場所。
私の前の席のオバチャンはたまに身を乗り出すぐらいだったので、まあ許容範囲だったのだが3人程隣の若い女性二人組はずーっと身を乗り出している。あれの後ろじゃなくてよかった。身を乗り出されると後ろの人間は舞台が見えづらいのよ!
観劇姿勢にキビシイ劇場だと最初から「座席に背中をつけてください」と、アナウンスがあるぐらいなんだけどねえ。
自分の周囲にどんな人間が来るかというのはホント、運だ。
前の座席にむっちゃ座高の高い人間が来たり、公演中にやたら喋るヤツが近くにいたり、前述のように姿勢の悪いのが来たりすると、ああー、今回はハズレだ!と、諦めるしかないのだ。

会場の大阪厚生年金会館ホールは存続が危ぶまれているそうで、会場では署名活動も展開されていた。
うんうん、気持ちはわかるが私は正直四ツ橋まで来るの、めんどーくさいの。申し訳ないけどホールが存続してもしなくてもどっちでもいい、というのが本音。と、いうわけで無情にも素通り。

さて肝心の内容はと言うと、今年からガラリと演出を一新。待望の木管(クラリネット、サックス)が加わり、管楽器の音色に厚みが増した。パーカッションの出番が減り、バトンのパフォーマンスが増えている。
そして噂通りパーカッションメンバーの日本人・石川直が姿を消し、替わって「ヴィジュアル・アンサンブル」(バトン)に稲垣正司が登場。
日本公演にそなえてだろうか。ディレクターがわざわざ日本人をスカウトしたらしい。
例えばこれがクロアチア縦断公演になったとしたら、どこかのパートにクロアチア人を入れ、彼にメインのパフォーマンスをさせるのだろう。
ただひとりの日本人パフォーマーは当然注目されるのだが、担当パートが違うせいもあってかだいぶ毛色も違ってくる。
ダイナミックでメリハリの利いたパフォーマンスを展開する石川直に対し、どちらかと言うと優雅で繊細な技術を披露する稲垣正司。
好みの差であるのだが、私は石川直のが好きだ。
もうblastと言えばこの人!って認識ができてしまっていたしなあ。

blastは演奏しながら大胆なパフォーマンスをするのが売りのひとつなのだが木管も例外ではなく、演奏しながら歩いたり走ったり、挙げ句の果てにトランポリンで跳ねたりしている。吹きながら抱え上げられたりもしていた。
ブラバンに所属していた人ならマーチング経験もあるので多少は「演奏しながらパフォーマンスする」ことがどういうものかわかるのだろうが、私はそのようなものに所属したことがないのでいつだって演奏は棒立ち。と、いうか演奏するだけでいっぱいっぱいでその上パフォーマンスをかます余裕など想像もつきません!
神業。正に神業ですよ!
観ているのは昼公演。これを同日の夜公演もやるっつーんだからすごいパワーである。でもって連日やるんだからますますもってすごい!

その期待の木管登場であるが、パフォーマンスは前述の通りなのだが、音色の方がいまいち際立っていなかったのは物足りなかった。(同じ木管でもクラリネットはどうでもいい。←あんまし興味ないから)
ソロシーンもあったし、金管との掛け合いのシーンもあったにはあったのだがジャズのようにサックス独特の音色が活かされる、というほどではなかったような気がした。
blastはジャズでなくブラス要素が強いから、サックスは全体の音に厚みを持たす役割の方が重要なのかもしれない。

新しい日本人は登場するし、木管は登場するし、全編演出を一新するし、ロビーパフォーマンスは休憩時のみならず終演直後もするし(知らなかったので終演後パフォーマンスは出遅れてしまい、ほとんど観られんかった!)で充実の内容の新生blast!
・・・だったんであるが、個人的な好みを言わせてもらうと1の方が良かった。
文字通りいろんな要素をmixさせた今のショーも充分楽しい。楽しいんだけどダイナミックという点では前回までのショーが勝っていたように思う。
思うに、前回まではG調の「ラッパ」とパーカッション、舞踊との組み合わせである「ドラムコー」をベースにしていたのが、今回は木管を入れ、パーカッションを減らす事で「マーチング」色が強くなったようなのだ。
で、どうやら私は「ドラムコー」のが気に入っていたようで、今回は「んー、良いこた良いんだけど前のが好きだった」と、いう結果に。
結局「blast」=ドラムコースタイル、という刷り込みが最初の公演でできてしまったらしいのだ。だから今公演も何度か観て「慣れたら」こっちのが良い、と言い出すのかもしれないが(笑)

それとやはり座席。
blastは客席から登場、客席から退出という演出も時折使うので、そういう場合は当然1階席を使う。
2階席以上は上から指をくわえてのぞき込むばかり。(全員身を乗り出すからまた観づらい!)
blastの良さを余すことなく味わい尽くすならやはり1階席をゲットすべきなのだろう。
と、いうわけでその辺は9月に予定している兵庫公演に期待しよう。(兵庫も行くんかい)
ライヴ終演後のロビーパフォーマンスも今度は出遅れる事なく観たいし。
さらに来年は新しいblast「ブロードウェイ版」が登場するらしい。懲りずにまた期待。

ところでblastはYAMAHAがスポンサーについているようなのだが、こういう時YAMAHA音楽教室で習っている我々にも恩恵があるといいのに、と思う。YAMAHA枠でチケットが入手できるとか先行予約があるとか。
映画「スウィングガールズ」の時もYAMAHAが協賛していたので実は少し負かるでのは?と、交渉してみたことがあるのだが全然ダメだった。
音楽ってのは楽器技術の習得ばかりが能じゃない、情操面の教育だって必要じゃんかーーー、と最後はなぜかYAMAHA批判で終了。


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