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神戸でばばあ鍋を食す

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本日はチームメンバー4人の遅い新年会。
いや、チーム新年会のつもりではなく当初は6人程度で集って鍋を囲む予定だったのだが、チーム以外のメンバーはいろいろと用事ができ、気が付くとチームメンバーだけになっていたのだ。

鍋のメインは「ばばあ」。
つまり「ばばあ鍋」というわけである。 (ばばちゃん鍋とも言う)
ばばあ鍋」と聞くと日本昔話・カチカチ山の話を思い出す。
タヌキがおばあさんを殺して鍋で煮込み、そのままおばあさんに変装しておじいさんを待ち、外から帰ってきたおじいさんにおばあさんの煮込みを食べさせるという身の毛のよだつような残酷日本昔物語である。(子供用にはもっとソフトにアレンジしてある)

が、今回のばばあは人間ではなく魚。
日本海で獲れる深海魚の愛称である(蔑称?)。顔つきが「ばばあみたいだから」だそうで、ずいぶんと可哀想な名前で呼ばれているんである。
最近の小学生なら自殺ものかもしれない。正式名称は「タナカゲンゲ」という名で、これはこれで仮面ライダーの敵怪人のような名前だ。(しかも1号・2号あたりのね)
主に鳥取界隈で獲れる魚で、漁師が自分達だけで食べていたのが広まり、最近はちゃんとした料理屋でも出すという。
が、神戸では全然見ないし聞かないし、私も口コミでこの店を知るまでは聞いたこともなかった。恐らく今でも鳥取などの一部地域以外ではあまり食べられていないと思う。

実はこの「ばばあを囲む集い」は去年にも一度計画されたのだが「日本海がシケで船が出ず、ばばあ不漁により」直前でアンコウ鍋に替わってしまったのだ。だから今年の宴会は「リベンジ、ばばあ鍋!」と、いうまこと勇ましいキャッチコピーがついていた。
今回も当初は一週間前の開催を予定していたのだが、またも「ばばあ不漁」と言われたので翌週に賭けることにしたのだ。
「それでも不漁の場合はアンコウになりますので・・・」と、言われており、直前までドキドキしていたのだが、結局当日まで「不漁」の電話は来ず(チームの人々からは「当日、留守電に入ってますよ」と、言われてた。あんたら食べたくないんかい!)無事に「ばばあ鍋」宴会を迎えることができた。

ウチのチームは個人主義な人々が多いこの会社に於いて特に個人主義の人が集まっており、まずこのような宴会が催されることはない。
「そういう人種はそもそも宴会が嫌いだからでは?」と、思われるかもしれないが、声をかけると意外に反応が良く、今回の宴会も提案すると3人とも速効返事がきた。

店は三ノ宮東はずれにあり、小地味なたたずまいだ。クーポン類などは使えなさそうだが、けっこう人気はあるようでオジサン連中で賑わっていた。

4人でちんまりと座卓を囲んで早速宴会開始。
「私、魚好きなんですー」と、喜んでいた新人・K嬢だが大皿に乗ったばばあがでん!と運ばれてくると、さすがにそのグロテスクな顔に驚いたようだ。
他の3人が
「ほーら、歯茎だよーーー」「目のまわりがいちばん美味しいんだよねー」と、食べるのを見ながら「ひいい、私はダメ・・・」と、怯える。
「キモはどう?私、キモ好きだなあ」と、言っても
「内臓はちょっと・・・」と、また怯える。
「この生々しい尾鰭・・・」と、大きな尾鰭を箸でつまみあげてさらに怯える。
「あんた、ホントに魚好きなんかい!」
「好きですよー。身の部分ばかりですけど」
「目のまわりも口もキモもダメで魚好きを公言するんじゃない!」

ばばあは骨がやや多めだがタラのように淡泊な味がして美味しい。
夢中で食べていたが、けっこう量がある。
半分ぐらい食べたところから急激にスピードが落ち、2/3程食べたところで箸が止まってしまった。
「突き出しもけっこう量多かったですもんねえ」
「刺身盛り合わせなんて出たから喜んでばくばく食べたもんなあ」
通りかかった店のオジサンが
「それ、残すの?もったいないよ!持ち帰る?」
と、言ってくれたので
「はーい、持って帰ります!」と、リーダー・Sさんと私が二等分して持ち帰ることになった。せっかく獲れたばばあ、残さず食べたいからねえ。
(後日、Sさんは友人との鍋パーティーで使い、私は実家に手土産として持っていった)

と、いうわけで悲願のばばあ鍋宴会は無事終了した。
次はじじい鍋・・・てのはさすがにないか。

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