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猿田彦、そこのけそこのけ、火消しが通る。

さらに遡って5/3の話。

前日の5/2は地元、河内國魂神社のお祭・宵宮だったので、だんじりと共に天狗様こと猿田彦が巡業するはずとあちこち探し回ったものの結局会えず。

なんせこれを逃すと1年見られないんで、若干むくれながらmixiやツイッター、実家でぼやきまくっていたら翌日、方々から「天狗を見た!」「太鼓の音が聞こえたから天狗通過中や」「中央筋にもうじき来るはず」と、連絡あり。

昨日やなくて今日でしたかーっ!
ぼやいてみるもんだ!

で、いそいそと天狗探しに出発。
子供神輿はいるけど、天狗はいないなあと思いながらも今日も巡業しているだんじりに見入っていた。

結局天狗は現れなかったので、儀式が行われるらしい祭壇に先回りしとくか、と思ったら、あら?天狗はもう到着してるやん!
この日はけっこう暑かったので周囲が一生懸命、休憩中の天狗を扇いでいる。

それから間もなく祭壇前で天狗が厳かに舞い始めた。
背後にはやはり休憩中らしい畑原のだんじりが控えて儀式を見守っている。
音楽もない中、天狗は静かに舞っている。
母の情報によると天狗こと猿田彦は巡業中、一言も喋らないのだそうな。
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だから遠くで鳴っているサイレンもやけに耳につく。
いや、遠くないかも。
どころか、段々近づいてくるような?

ていうか、この中央筋を通るつもりじゃ?
マジで?
車両禁止時間帯も年に一度の儀式も、緊急事態には関係ない。
でも、「なぜ、今ここ?」と、その場にいた人は思ったに違いない。
少なくとも私は思ったもの!

畑原のだんじりも大慌てで脇にどけ、天狗もかなりギリギリまで舞っていたけどやむなく中断。
きちんとセットした祭壇もわやくちゃになりながら横にどける羽目になった。

直後、猛スピード&けたたましいサイレンと共に消防車が通過。続いて救急車、パトカー。
当然ながら皆、騒然、呆然。

その時のハプニング映像。天狗の舞いを撮ってるつもりだったのに…。
http://twitcasting.tv/yone_gentoo/movie/134740

しかし立ち直るのも早く、一向は予定通り巡業再開。
私は物見高いので、そのまま火事場近くへ。
既に警戒線が張られた現場はどうやらボヤで済んだようで、手首をケガした女性が自力で救急車に向かって行った。
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その後は巡業中の天狗追っかけを再開。
畑原神社にて、暑さでダウン寸前の天狗が休憩しているところに合流した。
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そこへGさん含む数人が通りかかった。
挨拶をし、
「さっき火事あったみたいですね」
などと世間話。
「うん。火事場は上の方やろ?」
「いやー、A通り3丁目付近でしたよ」
「…それ、俺ん家ちゃうん?」
「えー?違うでしょ?H館のそばですよ?」
「うん、近いよ」
「そうでしたっけ?あ、写真ありますよ、見ます?」
こういう時、野次馬根性が意外と役に立つ。
「これです、ほら。警戒線張られてたんで火事場そのものは写ってないんですけど…」

「俺ん家やん!!」
ええー!

てなわけでGさんは大慌てで自宅に飛んで帰ったけれど、
「向かいの家やった。警戒線張られてて自宅に近寄れないし」
と、じきに戻って来たのでした。

さて、みんなだんじりは追っかけても天狗は追っかけないんで、ひとり天狗の周りをウロウロしているのは少し、てかかなり怪しかった(涙)。
あー、せめて一眼レフカメラを持って来るんだった。そしたら「日本の伝統好きなアマチュアカメラマン」を装えたのに。
iPhoneだけ構えてうろついてたから怪しさ倍増ですよ!
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私がしつこく天狗を追い回していたのは道路に寝そべった子供を天狗がまたぐ、という儀式が見たかったからで。天狗にまたいでもらった子供は健康に育つとかなんとか言われがあるからだ。
しかし、若い世代がどんどん増え、且つ核家族化が多い昨今、そのような伝統を知る人も少なくなっているらしく、子供も母親も道端でぼーっと見てるばかり。
むしろ天狗の方がまたぎたそうな素振りを見せてるんですが(笑)。

でも終点・河内國魂神社近くでやっと見られた。
「ちょっとお願いします!」
天狗を呼び止めるおばあさん。
「さ、横たわって天狗様にまたいでもらうのよ」
孫と思しき女の子を促し、なぜか自らも道路に横たわるおばあさん。
天狗はそんな二人の上を重々しくまたいだのでした。
(どうでもいいけど、こういうのを見るとつい、ドリフのコント「母ちゃん、またいだ!」を思い出す)
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その後、中学生が道路に横たわってまたいでもらうのを眺めながら、正確には何歳までが「天狗またぎ」の対象なんだろうと思っていた。

天狗の追っかけが終了する頃、妹から食事のお誘いメールがあった。
「今どこにいるん?」と、聞かれたので「天狗のストーキング中」と、返信。
何やってんねん、と来るかと思いきや
「楽しそうだなー」と、普通に返ってきたのにはしみじみと血の繋がりを感じた。

ところで天狗はどうやら河内國魂神社だけでなく素佐男神社にもいるらしく、翌日は素佐男バージョンの天狗(しかも2体)が巡業していたそうで、しかも一切声を出さない河内國魂バージョンと違い、彼らは何やらウオーとかウワーとか吠えていたそうな。
同じ天狗でも地区によってだいぶ性格が違うのな。

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